ネットワーク入門～初心者でも分かる通信ネットワークの仕組み～

友人がISDNよりもADSLだと力説していました。
以前、ISDNはデジタル回線のことだと聞きましたが、ではADSLは何なのですか？
そんなに良いものなのですか？

Answer!!

ADSLは電話線（アナログ回線）を使い高速なデータ通信を行う技術のことです。
既に一般家庭に広く普及している電話線を使うために手間がかからず、しかも一般家庭でも利用できる料金で高速なインターネット接続環境を提供できる技術として急速に普及しました。

1SDNとの違い

iSDNとの違いは回線数と通信速度にあります

回線数の違い

ISDNは一つの電話番号に2回線まで持っています。
その為、例えば電話とインターネットを同時に使用することができます
一方、ADSLはISDNと異なり、一つの電話番号では一つの回線しか持っていません。
音声通話では使われていない高い周波数を使って、ダブらないように棲み分けしているだけです。
その為、ISDNの様に電話とインターネットを同時に使用することができません。

通信速度の違い

ISDNは1回線あたり64KbpsのスピードですがADSLでは40Mbpsや45Mbpsは普通です。
つまり比べ物にならないくらいにスピードの差がISDNとADSLには出てくるのです。
一度、ADSLを使用した人がそのあとISDNを異様に遅く感じるのももっともなことですね。