光ファイバーが結ぶ新しいネットワーク
2014/07
18
13:07
最近、通信に関して「光ファイバー」という言葉をよく聞きますが、これは言いたい何のことでしょうか?
Answer!!
「光ファイバー」は離れた場所に光を伝える伝送路のことであり、大容量の情報遠距離に送ることができるのが特徴です。
現在でこそネットワークはメタルケーブルですが、近い将来、この光ファイバーがネットワークの中心になるといわれています。
光ファイバーの構造
光ファイバーはコア(core)と呼ばれる芯とその外側のクラッド(clad)と呼ばれる部分、そしてそれらを覆う被覆の3重構造になっています。
コアとクラッドはともに光に対して透過率が非常に高い石英ガラスまたはプラスチックでできており、クラッドよりもコアの屈折率を高くすることで、全反射や屈折により出来るだけ光を中心部のコアにだけ伝播させる構造になっています。
光ファイバーの種類
光ファイバーはその作りにより微妙に呼び方が変わります。
光ファイバー
被覆がないコアとクラッドのみの状態
光ファイバー素線
光ファイバーの表面をシリコーン樹脂で被覆したもの
光ファイバー芯線
光ファイバー素線をナイロン繊維で被覆したもの
光ファイバーコード
光ファイバー芯線を高抗張力繊維と外皮で被 覆したもの
光ファイバー・ケーブル
複数の光ファイバー芯線に保護用のシースと呼ばれる被覆をしたもの
光ファイバーの特性
光ファイバーは光の点滅のパルス列を伝送するため、伝送損失が極めて小さく、大容量の伝送が可能で長距離の伝送にも適しています。
光の伝送を行っているため電磁結合や静電結合による漏話はまったく発生しません。
また、ほかにも次のような特徴があります。
- 高い周波数の信号を長距離伝送できる
- 外部からノイズが入らない
- 細くて軽量である
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