ネットワーク入門～初心者でも分かる通信ネットワークの仕組み～

通信は情報を信号として送受信しているということは聞いているのですが、信号を伝送させる媒体と信号は具体的にどのように伝送されているのですか？

Answer!!

有線通信と無線通信とで、信号を伝送させる媒体と信号は微妙に異なります。
有線通信の場合、音声や画像などの情報を電気信号として、電話線のようなメタルケーブル（銅線）や光ファイバー・ケーブルを伝搬して情報が伝達されます。

電気は伝わる距離が長くなって途中で弱くなっても、増幅器で元に戻すことができるうえ、非常に高速で流れます。
その為、電気信号を使うことで、遠くまで瞬時にデータを伝達吸うことができます。
一方、無線通信の場合、空気中を電波（＝電磁波）が伝わることで情報が伝達されます。

電波とは電気の波のことであり、つまり、無線通信も空中を伝搬する電気（の波）で情報を伝達しているのです。
この場合、有線通信でいうメタルケーブルや光ファイバー・ケーブルの役割を、大気そのものが担っているということもできます。