ネットワーク入門～初心者でも分かる通信ネットワークの仕組み～

アナログ信号をデジタル信号に変えることができると聞いたのですが本当なのですか？
というよりも、なんでのようなことが必要なのですか？

Answer!!

結論から言えばアナログ信号をデジタル信号に変えることも、デジタル信号をアナログ信号に変えることもできます。
そしてなぜ、このようなこととが必要かというとそれは使用する回線の問題です。

アナログ回線とデジタル回線

アナログ信号とデジタル信号はまったく種類の異なる信号であるため、送受信する為にはそれぞれ対応する回線を使用する必要があります。

つまり、アナログ信号を送る場合にはアナログ回線で、デジタル信号を送る場合はデジタル回線を使用することになります。

何故、信号の変換が必要か

日本ではかつてデジタル対応電話が発売された時、デジタル回線の敷設が追い付ていないということがありました。
この場合、どうしてもアナログ回線を使用することになるので、一度、デジタル信号をアナログ信号に変換し、アナログ回線で送受信するという仕組みが必要だったのです。
そのアナログ信号を受け取ったデジタル対応電話はそのアナログ信号を再びデジタル信号に変換し直すことで電話することができます。
なお、現在ではデジタル回線が主流になっているため、アナログ信号をデジタル信号に変換するということが多いようです。
電話回線自体はデジタル回線に変わったのに昔ながらの黒電話が使用できるのも、このおかげですね。