身近だけど知らないインターネット
これまで当たり前のようにインターネットを使っていましたけど、そもそもインターネットいうのは何なのでしょうか?
そして、どのような仕組みになっているのですか?
Answer!!
インターネットは、簡単に言えば、全世界のネットワークを相互に接続した巨大なコンピュータネットワークのことです。
全世界に無数に散らばったサーバコンピュータが相互に接続され、少しずつサービスを提供することで成り立っています。
インターネットの意味は?
「インターネット」という言葉の起源は一般名詞の「インターネットワーク(internetwork)」で、本来の意味は「ネットワーク間のネットワーク」や「複数のネットワークを相互接続したネットワーク」ですが、通常は固有名詞として、世界的規模のネットワークを指しています。
特に日本語で「インターネット」と呼ぶ場合は、この固有名詞の意味である場合がほとんどです。
インターネットの特徴
インターネットの最大の特徴は全体を統括するコンピュータの存在しない分散型のネットワークであることです。
通常のネットワークの場合、1つのメインコンピューターを頂点とする三角形構造になっており、そのメインコンピューターによってすべてが統括されます。
つまり、メインコンピューターになんらかの障害が生じた場合、そのネットワークが崩壊します。
しかしインターネットの場合は一つの巨大なネットワークを形成していながらも、接続しているすべてのサーバーが個々に独立しており、仮に一つのサーバーで問題が生じたとしても、インターネットというネットワーク全体にとっては、端末が一つ使えなくなったという程度の感覚です。
「全にして個、個にして全」という言葉がありますが、インターネットはまさにそれです。
基本はパケット通信
インターネットの運用システムの基本はパケット通信です。
パケット通信では、データを小さなまとまりに分割(この一片をパケットと呼ぶ)され一つ一つ送受信することになります。
この通信では2地点間の通信に途中の回線が占有されることがなくなり、また、柔軟に経路選択が行えるため、一部に障害が出ても他の回線で代替できるという利点もあります。
インターネットで世界中の人々が同時にアクセスしていても問題が生じないのは、このパケット通信が採用されているからです。
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