ネットワーク入門～初心者でも分かる通信ネットワークの仕組み～

よくアナログやデジタルという言葉を聞きますが、これは一体なんですか？
わかりやすく教えてください。

アナログとデジタルは、簡単に言えば、その情報をどのような形で送受信するかということです。
わかりやすく電話で例えてみましょう。
黒電話のようなアナログ電話では、音の波をそのままの形でやり取りしています。
つまり、音声をそのまま電気に載せて電話回線で伝えます。
一方、デジタル電話では、音声を一旦、0と1でなる数字データとして送信して、受信側受け取ったデータを音声に戻して聞くという仕組みです。

アナログ電話のほうは、そのままの形で送るので、電話回線にかける負担は大きく、また、長距離になるほどノイズなどに邪魔をされやすいという特徴があります。
逆に、デジタル電話の場合、送られてくるのは数字データですから圧縮も可能であり、電話回線に与える負担が小さいのが特徴です。
また、数字ですからデータが物理的に壊れない限りどれほど遠距離になろうとも同じ形で送受信することが可能です。
しかしその一方で、音声が数字に変換されている訳ですから、受け取った時、再び音声に変換する必要があるというアナログ電話よりよりも一つ手間が増えることになります。